17.01 ニュース

アルターエゴ

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まさに明日、ディオール オムの 2014-2015 年秋冬コレクションのショウがパリで開催されます。そこで、クリス ヴァン アッシュによる2014年春夏コレクションの多岐にわたるアイデンティティーについて、まとめたキャンペーンをご覧ください。

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まったく同一ではないが、まったく違う別のものではない。クリス ヴァン アッシュとウィリー ヴァンデルペールが « Saw your face before » キャンペーンでイメージしたディオール オムは、まるで自分のワードローブのコードをスクランブルするかのように、体裁というものと戯れています。投げやりな風情でプールサイドに横たわっているかと思えば、あくまでもエレガントでありながら、リラックスしている。彼は洗練されているのにどこかずれたスタイルを顕わにしています。そこではクラシックがコンテンポラリーに応酬しており、都会の住人がスポーツウェアのような身なりをしています。それは鏡の効果とメッセージのやりとりを用いた繊細なゲームのようなもので、ハリウッド・スタイルの常識の下で、ひそかに企てられているのです。同様の厳格さが洋服の構造や邸宅の構造をも支配しています。ジャケットの綿密に計算された確かなカッティングは壁面の洗練されたラインを思い出させます。でも既に、ほんの僅かな間にも、ラインは形を変え、色は変わって行きます。明るい空の色は水の面ではプルシアン ブルーになります。まるでワイシャツとジャケットのコントラストのようです。組み合わされた鏡の中では、イメージは重なり合い、混ざり合い、永遠に新しくなり続けます。そしてこの光景に接したディオール オムは、もうひとりの自分と少し会話ができたかのようです。

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クリス ヴァンアッシュのコレクションのエスプリがここにあります。メンズのワードローブのベーシックな部分にキュービズム芸術の手法がはめ込まれ、アイテムは単色ごとに区切られます。それらの基本的なアイテムが、無数のルックの中で、組み合わせられ、重なり合っていきます。あらゆる組み合わせが可能になるのです。クラシックでも最先端でも、シックでもリラックスムードでも。ディオール オムの着こなしは、着ているひとの持つアイデンティティーの全て、彼の生き方の全てを反映するのです。

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