25.04 ディオールについて

しぐさの美

ギャラリー

オート パフューマリーの伝統の直接の流れを受けたエクストレドゥパルファンのボトルは、メゾンのサヴォアフェールの集約。それは世代を超えて受け継がれてきた、卓越したしぐさを極める職人の情熱の作品です。

ガラスによる本物さながらのドレスを着て、クチュールのシルエットを帯びた小さな瓶。エクストレドゥパルファンを閉じ込めるボトルは、それぞれの香りが想起する女性らしさのイメージをもとに考案された、サヴォアフェールの詰まった小さな傑作。スーツのようにカットされ、千鳥格子の細工にサテンの優美なリボンがあしらわれたボトルは、ミス ディオールの若くてちょっぴり生意気な女性のために作られたもの。その官能的な曲線がクリスチャン・ディオールの最初のコレクションの8ラインのそれを想起し、混じりけのない美しいゴールドカラーのネックレスで太陽のように華やかに開花する女性らしさを表現するジャドールのアンフォラ。禁じられた果実の雰囲気の赤紫色のドレスにブラックの蜜蝋が添えられて危険な女性の香りを放つ、プワゾンの象徴する女性そのものを表現したボトル… これらの美しいボトルは、フランスのオルレアンの町からそう遠くはないサン・ジャン・ド・ブレのディオールのアトリエで作られます。ここで、エクストレ ドゥ パルファンに最後の仕上げをもたらす女性たちは、メゾンのオートクチュールのアトリエで働くお針子のような、世代を超えて受け継がれてきた熟練した類稀な技術力で作業を進めていきます。純然な伝統に従って、ジュエリーさながらの香水を作るために、彼女たちはボードリュシャージュと呼ばれる特別な技術によって、ボトルを密封します。

ボードリュシャージュとは天然素材の薄い膜で完全な防水性を発揮させる技術です。そして彼女たちはその巧みな動きで、ボトルのネックの部分にゴールド、またはシルバーの繊細な糸を結び、エクストレ ドゥ パルファンの紙の小箱の中に収めます。これであらゆる女性の通り道に美しい香りを残す準備ができたのです。

メディア