11.07 ニュース

鏡よ、鏡

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火曜日の夜、赤の広場はDiorカラーに染まりました。初めてこの場所でファッションショウが行われ、それがDiorのコレクションでした。

広場に沿ってクレムリンがあります。正面にはグム百貨店。このモスクワのグランド ギャラリーは今年で120周年を迎えます。3つ目のこちら側には聖ワシリイ大聖堂があります。そして赤の広場の真ん中に、全体がミラー素材で覆われた建物があり、モスクワといえば欠かすことのできない前述の3つの建物を映していました。この建物は3月のディオール プレタポルテのファッションショウの際にパリのチュイルリー庭園で見られたのと同じものです。舞台装置に加えてコレクションとスター的存在の マヌカンの幾人かが現地に赴いていました(リンクからレポートをご覧ください )。更にミラーがあります。グム百貨店の中で、折しもDiorメゾンが1959年にモスクワを訪れた時の旅行を辿るエキスポジションが行われております。傍らでグランドギャラリーの丸天井の下の夥しいシルバーにきらめく風船が、時を経た写真の展示を無限の光で映し出していました。最後のミラー、それは同じ銀の風船が鏡のようなきらめきでファッションショウの舞台とバックルームを飾っていたことです。バックルームでは ブライアン フェリーがDiorの為に特別コンサートを催し、自身のヒットナンバーや英国ロックのおなじみのナンバーを披露してくれていました。

全てが反映の物語でそれこそが多くの鏡が私たちに語りかけていたことでした。そういえばこの度のファッションショウも3月のコレクションを反映しています。またグム百貨店でのイベントは1959年の旅行を回想するものでした。とはいえ、これらの反映はレプリカではありません。影響を受けインスピレーションを与えられて束ねられた一続きのものなのです。同じようにムッシュ ディオールが愛したコードが、今日メゾンのためにラフ シモンズがデザインするコレクションのいたるところに認められます(千鳥格子、ボウ、ルージュつまり赤‐おお、『赤の広場』‐アート…)。コードは現代の価値観で解釈し直されているのです。フランス女優のルイーズ ブルゴワン、トップモデルのナタリア ヴォディアノヴァ、そしてモスクワ中の重要人物の皆様が、Diorの歴史と現在のメゾンに挨拶をするためにいらしてくださったのでした。

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