29.03 ディオールについて

春の祭典

ギャラリー

10日ほど前から日本では、桜の木がピンクがかった花びらにすっぽり覆われています。国章を飾る桜の木に花が咲き、国中が祝宴をあげています。このイベントを記念して、今日からディオールマガジンの日本語版が開設されます。

クリスチャン・ディオールは庭園をこよなく愛していました。彼が住居を構えたグランヴィル、ミリー・ラ・フォレ、ラ・コル・ノワールや、インスピレーションのもととなったヴェルサイユの小径、グランヴィルのバラ園、日本の桜の木…
とりわけ日本は、その自然と文化にクリスチャン・ディオール自身が深く感銘し、メゾン ディオールの歴史において早くから約束の地となり、そしてインスピレーションの地となりました。1953年、当時のディオールのファッションモデルたちがモンテーニュ通り30番地のアトリエから特別に日本へ赴き、そこでメゾンのコレクションのひとつをはじめて発表しました。同年クリスチャン・ディオールは桜の花を讃え、《ジャルダン・ジャポネ(日本庭園)》と名付けられたアフタヌーンドレスを創作しました。彼のフェイヴァリットカラーであるピンクに桜の花のブーケがプリントされた生地が使われました。翌年には《羅生門》、《歌麿》、《東京》と名付けられた3つのデザインを錦織りで製作しました。

ディオールと日本は相思相愛の関係にあるといえます。1959年美智子皇后殿下が、ご自身の法的結婚の際に着用するドレス3着を仕立てさせるのにディオールを選ばれました。数十年後の1998年日本初のディオールブティックが東京にオープンし、続いて2001年には大阪にオープンしました。昨年4月には巡回展 Lady Dior as Seen By
が東京で開催され、銀座ブティックがリニューアルオープンしました。そこには非常にモダンでありながらもモンテーニュ通りのメゾンの規範を忠実に守った姿が見られました。今日ディオールマガジンの日本語バージョンが開設され、ディオールと日本を結ぶ歴史はオリジナルバージョンで綴られ続けます。

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