ムービー

「芸術作品でありアートの表現方法である映画というコンセプトは、いつも私の心を捉えてきました。私は常々、映画という媒体を使ってオートクチュールの独特な世界を再現してはどうかと考えていました。映画はクリエイティブかつ職人的な芸術です。原作者がいて大勢の人々が共に作り上げる。これはファッションの世界の“サヴォワールフェール”に非常によく似ているのです」。2020-2021年秋冬オートクチュールコレクションの発表に際して、マリア・グラツィア・キウリはこのように述べました。多彩なインスピレーションを与え、新しい方向性を追求したコレクションです。新型コロナウイルス感染拡大が未だ収束を許さないこの時世に発表されたコレクションは、ディオールウィメンズコレクションのアーティスティック ディレクターを務めるキウリの精神を育んできた物語や情熱、好奇心が織りなすストーリーとなっています。