Dior by Starck

SALONE DEL MOBILE

2023年のミラノサローネ国際家具見本市でも、ディオールはフィリップ・スタルクとのコラボレーションを継続。オリジナルスタイルの「ムッシュ ディオール」チェアに加えて、これまでメゾンのために作られた中で最も包括的な家具コレクションを披露します。未来感のある詩的な作品で知られる国際的なフランス人デザイナー、フィリップ・スタルクは、昨年に引き続いてアイコニックなメダリオンチェアの再解釈に取り組みました。メゾンを象徴する存在であるムッシュ ディオールを着想源にしつつ、彼にオマージュを捧げるコレクションです。

一家に対象を広げるのは自然なことでした。「ミス ディオール スウィート」チェアと「ムッシュ ディオール」アームチェアは、重力と軽やかさ、陰と陽という存在の本質に迫る概念をパーフェクトにバランスさせています。ミス ディオールムッシュ ディオール、カトリーヌとクリスチャン・ディオール、兄と妹、チェアとアームチェアは、互いを補完し合う二重性の物語です」と、フィリップ・スタルクは語りました。

さまざまな素材やカラー (ポリッシュまたはラッカー仕上げのアルミニウム、エクリュのブークレ生地、ピンク、ブラックまたは蛍光オレンジの「トワル ドゥ ジュイ」) で展開される、イタリアでつくられた類まれなアイテムは、手仕事の精巧さ、そして多大な労力を要するイノベーションを体現しています。スタルクの言葉を借りれば、そこに添えられるのは「サイズの異なるさまざまなテーブルやスツールなど、極めてエレガントな、小さな兄と妹たち」です。

アート作品の数々を通じて「あらゆるものの中に宿る命を表現する」という、フィリップ・スタルクの情熱を証明しています。メゾンの創意工夫を体現し、ディオールの夢を永続させる、多元的な対話をご覧ください。

没入型体験として描かれたこの舞台を、サウンドウォーク・コレクティヴ* (ステファン・クラスニャンスキ、シモーネ・メルリ) がメゾンのために特別に考案した映像と音楽のインスタレーションが盛り上げます。

* 音楽:サウンドウォーク・コレクティヴ 声優:ファニー・ムレー・ウィンター、ヨウカ・スネル、ヨハンナ・デボラ・ブッシンガー、ラリッサ・ツェヴィ・ウンテルドルファー、ダグラス・ピスターマン、フェルナンド・モラレス、ノア・スリー、シモーネ・フェランテ 弦楽器:デイヴィス・ウエスト、ルーカス・サンチェス、マリー・ラングラメ、ウルフ・ハシンガー 弦楽四重奏の指揮および編曲:ツァハリアス・ファルケンベルク 特別編曲:オーレリアン・リヴィエール


 

クリスチャン・ディオールのデザインはかっちりした部分と繊細な部分を兼ね備え、男らしさと女性らしさの絶妙なバランスを保っています。彼の作品が長年にわたって評価され続けているのはそのためでしょう。これが私の考えるムッシュ ディオールであり、私が思い描いたコレクションの理想の姿です。最先端の技術をフル活用しながらも、全体的に優美なコレクションになりました