夢のメゾン

美と創造性、革新によって築かれた遺産

プレリュード

未来を紡ぐクチュリエ

1905年1月21日、クリスチャン・ディオールはフランス・ノルマンディー州グランヴィルで生まれました。穏やかな自然に囲まれたヴィラ「レ リュンブ」で幼少期を過ごし、その後、一家でパリ16区パッシーのアパートメントに移り住みました。ムッシュ ディオールの情熱が目覚めたきっかけは、そうした独特な生活環境の美しさだったと言えるでしょう。幼少期の体験が無限のインスピレーションの源となり、庭園への情熱から建築をはじめとするさまざまな芸術への愛情にいたるまで、彼の類まれな想像力が育まれたのです。

革新的なビジョン

「ニュールック」の誕生

1947年2月12日、モンテーニュ通り30番地のサロンで発表されたムッシュ ディオールのファーストコレクションは、エレガンスに新たな概念をもたらしました。この画期的なコレクションで誕生したのが「ニュールック」です。ウールで仕立てたブラックのプリーツスカートを合わせた「バー」スーツが、大胆なシルエットに命を吹き込み、ディオール スタイルのエンブレムとなったのです。

「ディオール アラウンド ザ ワールド」のオデッセイ

世界が認知するブランドへ

ムッシュ ディオールはデビューしてまもなく、フランス ファッション界の巨匠としてその地位を確立しました。彼が発表したデザインは、瞬く間に国境を超えて広がっていきます。海外メディアが一斉に取り上げると、そのシルエットは人気を博し、やがてニューヨークはもちろん、ベネズエラの首都カラカスまで、世界中の主要都市で子会社が設立されていきました。