レストラン「ムッシュ ディオール」

30 モンテーニュにシェフ ヤニック・アレノを迎えて

フランス料理界の巨匠、ヤニック・アレノ*が、「ル ジャルダン」改め「ラ パティスリー」と「ル カフェ」に加え、30 モンテーニュのレストラン「ムッシュ ディオール」の総指揮に就任します。3軒はいずれも「アート オブ リビング (暮らしの美学)」を讃える場所であり、1946年にメゾンが誕生し、今日もその歴史的アトリエを擁するタウンハウス内に位置しています。

「もし今、クリスチャン・ディオールがレストランをオープンするとしたら、どうするだろうか」。この問いに答えるべくヤニック・アレノが生み出したメニューは、クチュールの世界観やアーカイブ、ディオールらしい装いが、フォルムやテクスチャーと対話を繰り広げる、まるでメゾンのコレクションのような、特別なものでした。鍵となる着想源は、ムッシュ ディオールがこよなく愛した自然と花々。伝統と革新が融合し、新シェフを務めるヤニック・アレノならではの革新的なテクニックに、ムッシュ ディオールが大切にしていた、おもてなしのアートを掛け合わせた、斬新な食の体験をご提供します。

シェフのヤニック・アレノによる、繊細さとエレガンスが融合した、洗練された料理をお楽しみください。ディオールが大切にするフランスの「アール ドゥ ヴィーヴル (暮らしの美学)」にオマージュを捧げています。

「クリスチャン・ディオールもそうであったように、私も自身の時代に根ざしています。私が目指すのは、クチュリエの精神を、最先端を行く現代の料理に落とし込むこと。彼の視点でレストランを解釈し、ブティックが最も大切にしてきたそのスピリットに新たな命を吹き込むことです。日々、プレートに料理を盛り、次々に披露する、そんな活気に満ちた場所で、私は今という時代を思い切り表現したいのです、まさにメゾンがクチュールを通じてそうしてきたように」

ヤニック・アレノ

* 2025年、ミシュランガイドで世界最多の星を獲得したシェフに。現在は18軒のレストランを所有し、計17の星を持つ。「ムッシュ ディオール」は、自身が指揮するレストランとしては19軒目。